
2025年7月1日に「オンラインショップ」でリニューアルモデルの『サテル』の販売が決定しました!
銘ロッドの呼び声高い『サテル』を、「&beatプロスタッフ・大橋正義」監修のもとリニューアル。
今記事ではその経緯や変更点に迫ります。
【大橋正義とサテル】
『サテル』は&beatのロッドラインナップにあって唯一の「スーパーライトジギング」に特化したベイトモデル。

スピニングロッドではできない幅広い対応力を持った、“ニュータイプのスーパーライトジギングロッド” としてリリースされました。
その特徴は、&beatならではのブランクとグリップ構造。
ブランクはティップからバットまでは&beat独自開発の国産高感度30tカーボンソリッド、グリップからロッドエンドまでは国産高弾性40tカーボンチューブラーをコンポジットさせたもの。
ジグを操り、魚とファイトする部分をソリッドが担い、ライン、ガイド、ブランクに伝わるわずかなアタリを手元へ伝えることをチューブラーが担います。
反響感度の面ではソリッドはチューブラーに譲ってしまいますが、しなやかさ、粘り強さではソリッドがチューブラーに勝ります。
その2つをコンポジットさせることで繊細さと高感度、しなやかさと粘り強さを実現させたというわけです。
そして独自のグリップ内部の構造が反響感度を高めます。
『サテル』のグリップ内部は空洞を確保するため、硬質アーバー(※)を適所に搭載。軽さと反響の伝達に優れる中空アルミが採用されています。
※)ブランクとリールシートを接続するパーツ
これによりライン、ブランク、グリップを通してアングラーの手元へ伝わっていく反響が増幅されるのでわずかな振動も “アタリ” としてとらえることができます。
これらの特徴から、大橋正義も長年『サテル』を愛用しており、スーパーライトジギングだけでなく、ここ一番繊細な釣りが必要となる場面(ライトジギングや中深海の釣り)では登場させていました。

その中で大橋は『サテル』の進化した姿を見い出したそうです。
さっそく形にするべくテスト開始。

そして形となったものが、2025年7月1日に「オンラインショップ」で販売決定となりました。
【ガイドセッティングとグリップ構造】
『サテル』独自のブランクに関しては完成度が高く、手をつけるところがないと大橋。
ここはそのままに、着手したのは ”ガイドセッティング” でした。
これまでわずかではあるのですが、重さが気になっていたそうです。
大橋「ここがもっと軽ければこれまで以上に軽快なジグ操作ができるはず」
とはいえただ軽くしただけでは意味がありません。
『サテル』らしさを損なわないよう、大橋はさまざまなガイドで検証。バランスも何度も見直し、現場で幾度もチェックしながら微調整を繰り返しました。
ミリ単位でのセッティング。

その繊細さとこだわりによって新しい『サテル』のガイドセッティングが生まれました。
これまで以上に軽くなっただけでなく、ブランクの持つパワーを最大限に発揮。
持っただけで分かる “軽さ” と、曲げ込んだときの “粘り強さ” でジグをシャクるときも、魚とファイトするときも心地よい使用感が得られます。

グリップ内の中空構造は中空部分を強度を保ったうえで拡大。
これまで以上にわずかな振動を増幅してアングラーの手元へ “明確なアタリ” として伝えてくれます。
変更したのはガイドセッティング変更とグリップ内部の空間拡大の2つ。
それだけでロッドは大きな進化を遂げます。

大橋正義の現在を “濃縮” した『サテル』。
「65UL」と「63L」2タイプをラインナップしています。

スーパーライトジギングでの使用を前提に、釣行エリアと使用ジグのウエイトに合わせて使い分けてください。