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AK research record(赤松健 研究録)「AK、ノーシンカーワッキーと向き合う」

赤松健がこのところ、とことん向き合っている釣りがある。

それが「ノーシンカーワッキー」

「お世話になった」「今でも愛用」そんな声が聞こえてきそうなリグ

このリグを知らないバサーはいないだろう。

歴史も実績も折り紙つきの王道メソッドのひとつである。

赤松はこのリグと向き合う中で王道の中に潜んでいる“新たな可能性”を見出したという。

ここではそんな赤松の研究録をご紹介しよう。

【釣れる理由は水のグリップ力】

まずは赤松がノーシンカーワッキーに感じる最大のメリット、そして釣れる要因はどんなところにあると考えているのか聞いてみた。

「オカッパリは高い足場からピンポイントを狙わないといけないケースがあります。でも風が吹くと、ルアーもラインも流されて、キャストが決まらないし、正確にアクションもさせづらい。ノーシンカーワッキーなら“水のグリップ力”でそれがやりやすいんです」

赤松が語る「水のグリップ力」とは、水中でワームが“その場に留まろうとする力”のこと。

シンカーを用いないノーシンカーリグは、ワームが水の抵抗を強く受けながらゆっくりと沈下する。

その結果、狙ったスポットへワームを送り込みやすく・留めやすい

これこそが、ノーシンカーワッキーが釣れる理由のひとつだ。

それを踏まえてどんな可能性が見えたというのだろうか?

ノーシンカーワッキーのメリットを理解すると、その細部に目が行くようになる。赤松はこんなふうに日々フィールドに立ち釣り、リグ、ルアーと向き合っている

【『スパテラ』10インチが教えてくれたこと】

「今年は特に『スパテラ』10インチをノーシンカーワッキーで使っているんですが、そのなかで新しい発見がありました」

リリースされたのは10年も前。手がけたのは村上晴彦だ

サイトフィッシングでスレたバスを狙うとき、小型ワームやプラグにも無反応な魚が、なぜか『スパテラ』10インチには反応する。

ときには着水音で逃げるような個体まで、振り向いて追ってくるのだという。

釣れる事実。そこにあるはずの要因。追求せずにはいられない

一度や二度なら偶然ととらえてしまうが、明らかに『スパテラ』10インチだけ反応が違うという事実。

これが赤松の探究心に火をつけた。

【見えた2つの要因】

なぜ『スパテラ』10インチに、そこまで反応するのか?

向き合うなかで、おぼろげながら浮かび上がったことが2つあるという。

  • 水平姿勢で沈みやすいこと
  • アクション後の曲がった状態から戻るスピードが“ちょうどいい”こと

「ワームが縦や斜めになると反応が極端に鈍くなります。曲がったところから戻るスピードも、早くても遅くてもダメ。バスが好む“ちょうどよさ”があるようです。『スパテラ』10インチは、それが絶妙なんだと思います」

その反応を引き出せるワームの素材、比重や硬さについては現段階では赤松も体感的なものしかつかめていないという。

それでも、“ちょうどよさ”が釣果に影響している。

ここは確信に近いものを感じているそうだ。

【新しい扉を開くため】

赤松は、フィールドで素材や比重を変えながら検証を続けている。『スパテラ』10インチ、『グリコネ』、そして『AKチャンク』改造型。それらの微妙な違いを釣果で読み解こうとしている。

ほんのわずかな差。

こちらは『AKチャンク』改造型を用いたノーシンカーワッキーでの1匹

だが、それが新しい釣り方を生み出すキッカケになるかもしれない。

まだまだはじまったばかりの研究。

今後も進展があれば、このISSEITIMESにてご紹介しよう。

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