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苦手意識が180度転換! 赤松健謹製『AKチャター』開発秘話 前編

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赤松健氏プロデュースの『AKチャター』

登場から幾度となく赤松氏、そして多くのユーザーにもデカバスを仕留めさせてきたルアーである。

その開発経緯とはどんなものだったのだろうか?

『AKチャター』。いまや赤松氏の釣りに欠かすことのできないルアー

『AKチャター』は赤松氏がISSEIプロスタッフになって初めて最初から最後まで手がけたルアーでもある。

「ISSEIのプロスタッフになる前から、こういうチャターがあればいいなという理想形があったんです。それがベースになりました。でも、そう考える以前は個人的にチャターって苦手なルアーだったんです(笑)」

意外な事実。

その苦手だったはずのチャターと向き合ったのはなぜだろう。

キッカケは、ISSEIのフィールドスタッフである、西川敬介氏とのバス釣りだった。

西川敬介氏。「バスでも海でもとにかく狙った魚は確実に仕留めにいく。狙われた魚は覚悟するしかない。信頼している海太郎おやじの1人」と村上氏は西川氏をそう評する。『AKチャター』だけでなく『ザリバイブ』誕生のキッカケも西川氏。ISSEIのモノ造りを支えるエキスパートアングラーの1人だ

「西川さんから『チャターがいい。よく釣れるから一緒に釣りに行こう』って、お誘いいただいたんですよ。当時の僕はチャターが苦手だったので乗り気ではなかったのですが、エキスパートの西川さんにそれほどまでに言わせてしまうのか〜と興味が出てご一緒することにしたんです」

赤松氏がチャターを苦手としていたのは、投げて巻けばブレードが水を受けて振動を起こし、その振動でワームも動かしてくれる、投げて巻けばいいというオートマチックさにあった。

「当時の自分はルアーをマニュアル的に操作して、そのアクションでバスを誘って食わせたいというこだわりがあったんです。それと、ブルブル強い振動を出すチャターでは大きなバスを狙って釣るのは難しいものと思い込んでもいたんです」

このため、一緒に釣りに行ったはいいものの、西川氏がチャターを投げる横で、赤松氏はスイムジグをミドストアクションで操ってバスを狙っていたという。

結果は西川氏のチャターに軍配が上がった。

しかも圧倒的な差をつけられた。

「チャターを投げる西川さんには50cmアップのバスばかりでした。僕も釣れはするのですが40cmクラスばかり。あんまりにも不思議だったので、西川さんのチャターを借りてみるとすぐに50cmアップのバスが釣れたんです」

その後も場所移動せず1カ所で50cmアップのバスが釣れ続けたという。

「どういうことなんだ?」

西川氏の誘いがなければ、チャターへの意識は苦手なままだったかもしれない。一期一会とはまさにこのこと

脳内には「?」が浮かび続けた。

赤松氏の「チャターでは狙って大きなバスは釣れない」という考えが大きく覆されたのだ。

赤松氏は少しでもその疑問を解消しようとチャターを投げ続けてみた。

すると西川氏が持参した2種類のチャターのうち、大きなバスがよく釣れるのは1種類に偏っていることがわかった。

「2つのチャターを巻き比べて違いを探すことに集中していると、すごく些細な差だったんですが、釣れるチャターのほうが振動が強くてピッチが速かった。そして定期的に千鳥アクションが出ていたんです。これが大きなバスに効いているんだろうと感じました」

この日から赤松氏の中でチャターはデカいバスを狙うためのルアーとなった。

苦手だったイメージが180度覆り、『AKチャター』誕生へと繋がることになるのだった。

後編へ続く

赤松氏が仕組みを徹底解説!
赤松氏が実釣しながらAKチャターの使い方を解説
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