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ISSEIルアー誕生episode 2つでひとつ【AKラバージグ】&【AKチャンク】 Vol.02

ラバージグとワームがセットになって、はじめて赤松の理想とする釣りが成立する。

だからこの2つは、最初から同時開発が前提だった。

まずは、その土台となる『AKラバージグ』から追っていこう。

【答えは13gだった】

ボトムで “鋭く・短く・強く” ルアーを動かすために必要なのは、姿勢と重心の安定。

赤松がたどり着いた答えは、低重心かつ後方重心設計のフラットヘッドと延長キーパーの組み合わせ。

この構造によって、ボトムでの水平姿勢を安定してキープすることに成功した。

根掛かり回避も高い効果を示し、ロックエリア・ハードボトムで実力を発揮した。

だが、赤松がこの設計で本当に求めたのは、そこではなかった。

もっとも追求したのは、“ルアーがボトムで這いつくばる”こと。

ボトムで立ち、トレーラーを強調するラバージグでは、本来のボトムリアクションの力を発揮しきれない。

『AKラバージグ』は、あくまでボトムに張りつき、低く、静かに構えた状態から、一瞬で爆発的な動きを生み出すための設計なのだ。

また、動きだけでなく、フッキング性能とバラシ軽減を、高い次元で両立させることも必要。

フックには、吸い込みやすさ、バレにくさ、トレーラーのホールド性を兼ね備えたものが必要。

『カッティングポイントディープスロート』(カルティバ)#3/0 がこれを解決した。

こうして形状と仕様は比較的スムーズに固まった。

だが、最後まで答えが出なかったのがウエイトだった。

数多くのテストを重ねた末に導き出された答えが“13g”

「オカッパリだと、1/2オンスクラスはあまり使われなくて、7gや10gを選ぶ人が多いですよね。たしかに扱いやすい重さではあります」

そう前置きしたうえで、赤松は続ける。

「でも13gにしたのは、アクション後の“急停止”を、ロッド操作じゃなく“重さ”で成立させたかったからなんです」

重さで動かし、重さで止める。

それこそが、鋭く、短く、強いボトムリアクションを成立させる“答え”だったのだ。

【ラバーの太さにも“意味”がある】

『AKラバージグ』のラバーは、カラーによって太さが異なる。

ここにも、赤松の明確な意図がある。

「ラバーが細いタイプは、スピードのあるアクションを重視したもの。太いタイプは、水押しの強さを重視しています」

細ラバーを採用しているのは、

「#01 ブラック」
「#10 ブラウン/パープル」

アクション時、初速を上げるためにラバーはフレアしにくく、止めた瞬間にだけ、ブワッと開く。

一方、太ラバーを採用しているのが、

「#04 ザリガニ」
「#05 活エビ」
「#06 手長エビ」
「#09 グリパン/チャート」

こちらは、動かした瞬間から強く水を押し、存在感を前面に出すセッティングだ。

「正直、どっちがいいかなんて決められないんですよ。これって永遠のテーマじゃないですか。だから、両方作りました」

そう言って、赤松は笑う。

ボトムリアクションのために、形状、重心、ウエイト、ラバーの質感まで徹底的に詰めた。

それが『AKラバージグ』

では、その性能を完成形へと導く相方となる『AKチャンク』は、どんな思想で生み出されたのだろうか?

Vol03へ続きます。

【AKラバージグ】&【AKチャンク】誕生episode
1. ISSEIルアー誕生episode 2つでひとつ【AKラバージグ】&【AKチャンク】 Vol.01
2. ISSEIルアー誕生episode 2つでひとつ【AKラバージグ】&【AKチャンク】 Vol.02
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