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青森県津軽海峡に『ネコメタル』サクラマスカラー旋風 村上晴彦のサクラマスジギング

「青森の『㐂久丸』の船長が予定を組んでくださったわ。ちょっとサクラマス釣りに行くで!」

ときは2024年3月下旬。

春の東北エリアの人気の釣り「サクラマスジギング」が最盛期を迎えているという。

意気込む村上氏は準備を整えて青森へと飛んだ。

村上氏とサクラマスの付き合いははじまったばかりと言っていい。

東北エリアでジギングで狙うのは今回で3度目である。

マス釣りへ目覚めたきっかけは琵琶湖でのビワマス釣りだった。

そこでマスの魅力を感じた村上氏は、2022年には岩手、そして2023年は青森へ遠征してサクラマスを狙った。

ちなみに岩手では奮闘むなしく撃沈、青森では試行錯誤でなんとか2匹キャッチだった。

「やっとサクラマスジギングの扉を開けて中に一歩入ったとこやね」

現段階をそう表する村上氏。

今回の釣りでは一歩入ったところからもう一歩、二歩進んでいくことが目的だ。

ちなみに今回の出船場所までの行程はこんな感じだった。

・伊丹空港から青森空港へフライト(約2時間)

・青森市からむつ市へレンタカーで移動(約2時間)

・むつ市街地宿から出船場所まで車移動(約30分)

伊丹空港からむつ市の宿泊先まで待ち時間などが入って半日以上かかった。遠征時の参考にされたし。

船は「㐂久丸」(きくまる)さん。船長の濱田さんは村上氏の大ファン。津軽海峡に面した、青森県むつ市の「野牛漁港」を拠点としている。サクラマス人気は高く、平日にも関わらず船は満員で、ほかの船も満船。アングラーの活性も最盛期だ

船でいそいそ準備する村上氏。

青森へはそう何度も来れない。

シーズンも限られる。

得られるものはなんでも吸収したるで! という意気込みが感じられた。

「とにかくサクラマスを狙って食わせる感覚をつかまんとあかんね。フックも作ってきたし、事前に勉強もしてきた」

この日が楽しみだったと村上氏。

ジグに装着するアシストフックは前後2本の計4本。

サクラマスは身体に対して頭部と口が小さめで骨がやわらかい。

一方で身体の皮は厚め。

このためフックを4本使うことで口、身体に鈎掛かりさせてキャッチ率を高めるのがスタンダードとのこと。

村上氏はエビ(フック同士やリーダーにフックが絡む状態)になりにくく、掛かりやすいと考えたアシストフックを自作してきたという。

村上氏が釣ったサクラマス。ジグのフックは4本。口に掛かるか、身体に掛かるかは釣り上げてみないと分からない。スレ掛かりもけっこう多いそうだ

そしてジグのアクション。

「テンポのいいワンピッチジャークじゃなくて、強く大きいシャクり上げからのフォールが効果的らしい。なら『ネコメタル』のボトムヘビーがエエんかもしれんね。あとはそのシャクリのピッチがどんな感じかやろうけど、これは日や場所で変わるやろうね」

前回はとにかく思いつくことを試してみるしかなかったが、今回はこれまでの釣行を省みて現段階で最大限できることを万端にしてきた。

まだ真っ暗な野牛漁港を出発。

1時間ちょっと走ってやってきたのは、遠くに青森と北海道が伺える津軽海峡の東端エリア。

さすが津軽海峡と思える波の高さと船の揺れが手荒く村上氏を出迎えてくれた。

立っているものなかなかキツい波。船が大きく安定感があるので安全面には問題なし。船酔い対策はしっかりして釣行されたし

釣り場の水深は50mから深くても70m前後とのこと。

村上氏は『ネコメタル』サクラマスSPカラーの「ゴールドチャートグロー」150gを投じてボトムまで沈めてシャクり上げていく。

サクラマスは中層にいることが多いそうだが、ここは魚影の濃い津軽海峡。ボトムから少し上のレンジで『ネコメタル』を踊らせると、さまざまな魚がヒットしてきた。

ホッケ、マゾイ(タヌキメバル)、アイナメと北の海らしい魚が顔を見せる。しかもいずれも良型だ。アイナメにいたっては関西だと記録級といっていいサイズが食ってくる。

北の海の魚といえばその名があがりやすい「ホッケ」。西日本在住の方には開きになった姿のほうが馴染み深いかも?
マゾイ(タヌキメバル)。「これは美味いヤツや!」と村上氏
アイナメもヒット。ポン級(30cmを超えるとそう呼ばれる)どころではないサイズ。こんなのがフツーに釣れる津軽海峡にただただ驚愕

「ホッケなんて関西じゃ見れない魚やもんな。アタリも多いし、ボトムを狙いたくなるわ。それだけでも青森に来たかいがある」

いえ、本命はサクラマスです。

村上氏には泣く泣く魅惑の魚影を振り切ってもらう。

船上ではサクラマスヒットの声が上がる。

㐂久丸さんでは、船上の誰かがヒットすると、ヒットレンジを船長がすぐアナウンスしてくれる。

「きた。フォールするジグをひったくっていく感じ。今の食い方、なんかつかめてきた」

この日はダイワ「ハートランド」の試作ロッドを使った

ヒットレンジを狙って村上氏もサクラマスをキャッチ。

2日釣って、サクラマスは初日は6匹、2日目も6匹。撮影がなければもっと数は伸ばせただろう

昨年はなんとか釣ることができたサクラマスだったが、今回は狙っていくイメージを描きながら釣りができているという。

終わってみれば、サクラマスは2日間で合計12匹キャッチ。ほかの魚を含めてなかなかの釣果だった。

今回の釣行最大のサクラマス。これは丁寧に下処理して、村上氏が持ち帰った

「いろいろ試せたし、イメージがつかめたことが大きかった。なかなか来れる場所じゃないけど。今後も突き詰めていきたい釣りやね。青森最高!」

津軽海峡のサクラマスシーズンは例年4月いっぱいで終わるが、その南にある、岩手や宮城では6月ごろまで狙えるとのこと。村上氏をも夢中にさせてしまうこの釣りにみなさんも挑戦してみてはいかがだろうか。

ちなみにサクラマス12匹中のヒットカラーの内訳は下記!

1位 『ネコメタル』150g サクラマスSPカラー #044 レインボードットグロー 6匹

2位 『ネコメタル』150g  サクラマスSPカラー #047 ゴールドチャートグロー 3匹

3位 『ネオメタル』150g  サクラマスSPカラー #045 グリオレゴールドドットグロー 1匹

   『ネコメタル』150g タチウオSPカラー #050 ゴールドレインボーゼブラ 1匹

   『ネコメタル』150g スタンダードカラー #008 ブルーピンク 1匹

レインボードットグロー強し!

この日使用した『ネコメタル』。うちサクラマスSPカラーは4色。上から「#044 レインボードットグロー」「#047 ゴールドチャートグロー」「#046 ピンクドットグロー」「#008 ブルーピンク」(これはスタンダード『ネコメタル』のカラー)「#045 グリオレゴールドドットグロー」

タックルデータ

ロッド:ハートランド テストロッドA
リール:ティエラAIC 150HL-DH
ライン:PE1号
リーダー:フロロ20lb

ロッド:ハートランド テストロッドB
リール:ソルティガIC 100HL-DH
ライン:PE1.5号
リーダー:フロロ20lb

ロッド:ハートランド 722LRSB-24 のエンドグリップを延長したもの
リール:ソルティガBJ 100SHL
ライン:PE0.8号
リーダー:フロロ20lb

宿の近くでたまたま入った「やきとり天国」さん。オーナーの手間本さんは、遊漁船も営むアグレッシブな方。しかも村上さんの大ファンだった(村上氏の引き運はいつも異次元)。釣った魚を調理してくださるなど大変お世話になりました! ちなみに写真はサクラマスの塩焼き
当日の模様の一部がチェックできます!
サクラマス、ビワマス用のカラーをリリース。フックセッティングも解説!
はじめてサクラマスを狙いに行った模様がこちら!
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