ISSEIにはSWゲームロッドとして『海太郎 碧』(※)シリーズがランナップされています。
・アジやメバルを対象にしたライトゲームモデル
・ライトゲームを軸に汎用性に富んだモデル
・堤防や磯でのロックフィッシュに特化
・SLJ、イカメタル、ディープアジングなどオフショアゲームに対応
すべて村上晴彦氏がフィールドでテストを繰り返して完成させたロッドです。
今記事ではシリーズを一気にご紹介しましょう!
※)「碧」とは、深く青い色のことを表す。紺碧の海、碧海など、海をイメージした言葉に使われる漢字で、音読みでは「へき」。訓読みでは「あお」「あおい」と読むことができる。広く深い碧い海での釣りをイメージして命名された。
対象ゲーム:オカッパリでのメバル、アジを中心にしたSWライトゲーム

村上氏考案のリグ『ハネエビ』を快適に操って楽しむことをコンセプトにしたライトゲームロッドです。
通称は「ハネエビ2」(2代目から3代目への変更点はガイドセッティング変更のマイナーチェンジのため)。
7gまでのルアーウエイトに対応し、7.2ft、7:3調子のシャキッとした操作性はルアーアクションだけでなく、キャストの精度も高めてくれる使いやすさです。
使いやすさ=高い汎用性ともいえ『ハネエビ』のほかにも、ジグヘッドリグ、メタルジグ、プラグ、キャロ、フロートリグまで多彩にこなしてくれます。
ロッドのパワーを最大限引き出す村上式ガイドセッティングにより、ライトゲーム時にちょくちょくヒットしてくる40cmを超えるチヌ、マダイ、シーバスもなんなくいなして取り込むことが可能です。


対象ゲーム:メバル、アジを中心にしたSWライトゲーム

ハネエビロッドの使いやすさをベースに「しなやかさ」に重きをおいたライトゲームロッドです。
通称は「レベリング2」。
5gまでのルアーウエイトに対応、7.0ft、7:3調子でティップからバットまでスムーズに曲がり込みます。
軽量かつ弾性のあるブランクスにより、ルアーを心地よくキャストでき、しなやかなアクションで操作することができます。
特に『レベリングヘッド』や『アメミノー』を使った巻きの釣りに最適で、アタリに追従してスムーズに曲がり込んでいくのでオートマチックなフッキングに持ち込めます。
曲がり込むティップは小さなアタリをとることにも長けており、掛けアワせる釣りもこなします。
アタリを感知してのフッキングは「レベリング2」独自のなんともいえない爽快感があります。
一転、ファイト時は粘りのある調子が曲がったところから真価を発揮。
極細ラインをいたわりながらも魚の体力をじわじわ削いでくれます。
60cmクラスのシーバスなら問題なくファイト可能です(フィニッシュは玉網です)。


対象ゲーム:SWライトゲーム、チヌ、ライトロックフィッシュetc…多彩な釣りに対応

クセのないブランクス設計と村上氏独自のガイドセッティングにより、誰でも楽に5gから21gまでのルアーを遠投して操ることができるロッドです。
この調子が秀逸で、オフショアでもタチウオ、マゴチ、ヒラメなど『スイミング根魚玉』を使う釣りにはピッタリ。
とにかく使いやすいことからもモデルチェンジすることなく、長く愛用され続けてきましたが、2024年に待望のフルモデルチェンジ!
前モデルの基本コンセプトをしっかり継承しながらガイドセッティングを再考して、より心地よい使用感に仕上げられています。
ジグヘッドリグ、『根魚玉』、『ネコメタル』をはじめとした各種のルアーに対応し、堤防、磯場、サーフ、オカッパリならどこでも使い勝手のいい1本になってくれます。
少々大きめの魚がヒットした場合もスムーズな曲がり込みで粘り、ファイトを優位に進めることができます。
ライトよりなオフショアゲームでもその使いやすさは健在。
タチウオ、マゴチ、ヒラメと大活躍しています。



そしてフルモデルチェンジを機に登場したのがこちら!

「ライトゲーム・遠投」の基本コンセプトをそのままにレングスを8.3ftと少し長くしています。
なぜ ”遠投2” は「7.8ft」「8.3ft」の2レングスにしたのか?
それはユーザーのご要望にお応えするためでした。
ルアーロッドに限らず「釣竿」へ感じる印象は人それぞれ、種々様々です。
たとえば7.8ftを「ちょうどいい」と感じる方もいれば、「ちょっと短い」と感じる方もいます。
使ってみないと手に合うか合わないのかなんてわからないのが本当のところ。
7.8ftは村上氏が「誰でも使いやすい」という考えのもと採用したレングスですが、「遠投2」のフルモデルチェンジを考えたときに「長いのが欲しい」という要望に応えることも含めて「8.3ft」を造ることになったのです。
2レングス、手に合うのはどちらか?
どちらにしても使いやすい仕上がりになっていますので、あとはフィーリング次第です!

対象ゲーム:堤防、磯場でのロックフィッシュゲーム

オオモンハタ、キジハタ、アカハタなどといったいわゆる「ハタ系」ロックフィッシュを磯や沖堤防から狙うためのスピニングロッドです。
誰もがルアーをキャストして操作しやすく、魚とのファイトもやりやすいよう、レングスとテーパーデザインを徹底追求。
その結論が9.6ftというレングスと張りがあるティップを持ちながらもバットまでスムーズに曲がる調子として実現しました。
ガイドもティップ周りは小口径を採用。
ティップやベリーを使った繊細な釣りがしやすい、ロックフィッシュゲームに本気な村上晴彦謹製の1本です。


対象ゲーム:堤防、磯場でのロックフィッシュゲーム

こちらはベイトモデル。
9.0ftのレングスはキャストフィーリング、ルアーの操作がしやすいよう徹底追求。
ベイトロッドならではのボトムコンタクトのしやすさがスピニングよりも繊細な釣りを展開しやすいので、『根魚玉』『スイミング根魚玉』どちらも心地よく操ることができます。


そして2024年に『五十六』シリーズにレングスを短くして操作性を向上させた2モデルが追加ラインナップされました。


ロックフィッシュゲームは身近な堤防や護岸からでも楽しめる釣り。
そういった場所ではロッドの操作性のよさが重要ということで登場となりました。
ざっくり説明すると『IUS-962M-RF』『IUC-902MH-RF』それぞれの使用感をそのまま「ライト」にしたといったところ。
そのため村上氏も「五十六ライト」と呼んだりしています。
ライトといってもそこはロックフィッシュ専用ロッド。
軽くて短くなってもパワーは問題なし!
40cm前後のアコウもなんなく止めて浮かせてくれます。
これまで以上に細かなリグ操作が可能となり、操作性のよさはショアだけでなくオフショアでもグンッと使いやすくなりました。


【オフショアゲーム編】に続きます!