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ワーム性能をフルに引き出すヘッド形状! Close-up『海太郎 レベリングヘッド』

『海太郎 レベリングヘッド』は、村上晴彦氏いわく「誰でも使いやすいジグヘッドの理想形」を追求して造り上げたものだという。

「スムーズに沈んでくれる、水平姿勢を保ってくれる、そしてワームの動きを最大限引き出してくれる。それらを実現するヘッド形状がこの形なんですよ」

村上氏がヘッド形状についてしっかり解説!

レベリングヘッドのヘッド部は先端が丸みを帯びた細長い砲弾型。

この形は水流を受け流すので素早くスムーズなフォールが可能でワームにきれいな水流を当てることができる。

つまりワームの動きを最大限引き出してくれるのである。

また、アイの位置のバランスのおかげでテンションフォールやリトリーブ時は水平姿勢を維持すると、まさに理想形。

この形状に行き着くまでにはさぞ試行錯誤が繰り返されたのだろう…と思いきや、ヘッド形状についてはかなり前からこれしかないと確信していたという。

「20年以上前かな。メバルを釣るためのジグヘッドを自作していたんですよ。フックにオモリを挟んで作るんですけど、僕はそのオモリに楕円形のカミツブシを使って削って形を整えていました。ガン玉を使うとラウンドヘッドっぽくなるでしょ。あれだと水の抵抗が大きくなるし、メバルやアジの食いが浅いときは吸い込みも悪くなって掛かりにくいと感じてて、気持ちよく使えなかったんですよ」

脳内で完成図が描けていたので、あとはそれを現実のものにするだけ。

フックサイズを万能に使える「#10」に設定。ワームとマッチングしやすいヘッド形状に整えて、アイの位置のバランス調整。こうして『レベリングヘッド』が誕生した。

ウエイトはライトゲームでよく使われているものをラインナップ。

そして村上氏はすぐに追加モデルの『海太郎 レベリングヘッド 太軸金鈎』を登場させる。

「ライトゲームってちょくちょくシーバスとかマダイとか口の硬い大きめの魚が食ってくるんですよ。スタンダードのレベリングヘッドのフックだと、大きな魚がヒットしたとき、掛かりどころが悪いと伸ばされてしまうことがあるんです。それを防止するための太軸モデルです」

太軸でフックサイズが#8と少し大きい。これでしっかり硬い口を貫いてホールド。もともとはバチコンアジングで大型アジを釣るのに欲しいなと思ったのがキッカケだったそうで、フックカラーをアジ鈎にちなんでゴールドにした。

とはいえ、ただラインナップに追加させるだけでは面白みがないと、村上氏はスタンダードモデルのレベリングヘッドにはないウエイト展開。これにより小刻みなウエイトの使い分けが可能となった。

「スタンダード、太軸とくれば、小鈎やなと思って、次に『海太郎 レベリングヘッド 小鈎』を作りました。フックサイズは#12。小鈎って小さい魚を釣るだけのものじゃなくて、魚の食いが悪くて吸い込む力が弱いときの対抗策になるんです。僕の持論ですが、小鈎にするとアタリって増えるんですよ」

実際にスタンダードから小鈎に替えると、アタリが増え、小さなアタリが明確なアタリに変わったというケースは多い。

ちなみにフックのカラーが3タイプ違うのにも意味がある。

スタンダードはブラック、太軸金鈎はその名のとおりゴールド、そして小鈎はシルバーである。

「3タイプがボックスの中で混ざっても一目でわかるでしょ。全部ブラックだったらいちいちフックを見比べたりせんとあかんもんね」

ウエイトラインナップ

海太郎 レベリングヘッド 0.5、1.0、1.25、1.5、1.75g

海太郎 レベリングヘッド太軸金鈎 0.3、0.6、0.9、1.2、1.6、2.0、2.5g

海太郎 レベリングヘッド小鈎 0.5、1.0、1.25、1.5g

3タイプを細かく使い分けていけば、さまざまな状況へ対応することができる。村上晴彦の「理想形ジグヘッド」、使い込んでライトゲームを楽しもう!

アタリをヒットにつなげるための小鈎という選択
もともとは大アジ用として太軸金鈎を考案したが、結果的に多魚種が釣れるSWライトゲームに最適なフックとなった
オカッパリの釣りには欠かせない。そのほかのアイテムもチェックされたし!
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