小さなプラグやメタルルアー、軽いジグヘッドにワームを組み合わせ、繊細なロッドと細いラインで操ってメバルやアジをメインターゲットに楽しむSWライトゲーム。
シーズン真っ只中ということもあり、各地からアジやメバルの釣果情報をいただくようになりました（ISSEI公式HP内「釣果情報」にて公開しております。ご投稿ありがとうございます！）。
その一方で、「どこで釣れるのだろう？」とポイント選びに悩む声も多く聞かれます。
そこで本記事では、メバルをモデルに、海太郎的ライトゲーム講座「釣れる場所の見つけ方」を前後編でご紹介いたします！
なぜメバルなのか？
それは夜行性が強い魚であるものの、明るい時間も姿を見せてくれる、ルアーで釣ることができる、ライトゲームのスキルアップにはもってこいの魚だからです。
【メバルが集まる、釣れる。その理由はエサ】
メバルがルアーでよく釣れるときは、群れで高活性であるからです。
ではメバルはなぜ高活性になるのでしょうか？
それはたくさんのエサがそこにあるからです。
メバルのエサとなっている生物はさまざまです。
プランクトン系、いわゆる「アミ」と呼ばれるものや、シラスやイカナゴなどの小魚、小イカまで幅広いです。
ルアーはターゲットに対して、エサだと思わせる、感じさせることでヒットにつなげるわけです。
シルエット、カラー、動くことで生み出す波動などをできるだけエサに近づける。
これがルアーフィッシングにおける鉄則ですが、そのエサが集まる場所を知らなければその選択もできません。
メバルが着いていて、エサが多い代表的な場所は「藻場」「沈み岩」ですが、こういった場所はわかりやすさから多くのアングラーに狙われてしまうので魚もスレている、もしくは数が少ない状態です。
そんな中でも釣れる場所があります。
それが「潮」によって生まれたエサの溜まり場。
これを見つけられるようになると、釣り場選びは大きく、広く、そして深くなります。
【探すべきは反転流】
エサの溜まり場として注目するのが“反転流”です。
これは本流が地形の変化に当たって、そのときに生まれた別の流れや、本流の強さに引かれて動いている別な流れのことで、多くの場合、本流とは違う方向へ流れています。
そしてその場の地形によって「縦」「横」などさまざまな姿になり、同じ場所でも（潮汐によっても）流れの強さによっても違ってきます。
この反転流の中に、本流や風に流されてきた軽く、遊泳力が弱いアミが溜まり、それを追って小魚、小イカ、メバルをはじめとした捕食者も集まるというわけです。
この反転流が岸近くで起こっていれば、そこにはエサが溜まり、魚の絶好のエサ場となり、釣り人にとっては絶好の釣り場になります。
反転流を見つけられるようになれば、はじめての場所でも釣果を得る確率が大きく高まります。
後編では反転流の探し方に迫っていきましょう。
