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【7月1日オンラインショップ限定販売】「自由に使ってみて」から生まれたオフショアロッド &beat『Subtle S73UL』

2026年7月1日(水)。

&beatから新たなオフショアロッド『Subtle(サテル) S73UL』が発売される。

しかし、この1本は「S65UL」「S63L」に連なるモデルではない。

異なる道を進む「サテル」といったところだろうか。

そのストーリーを紐解いてみよう。


【「自由に使ってみて」】

左が大貝氏。ジギングに精通し、プレイヤーとしてもモノ造りでも多くのアングラーに影響を与えた人物。2022年に惜しまれながらこの世を去ったが、その情熱は今も多くの製品に受け継がれている

その始まりは、&beat創設者・大貝俊也氏の

「自由に使ってみて」

というひと言とともに村上に渡された1本のロッドだった。

それは7.3ftのベイトロッド。

大貝氏はこう言った。

「こういうのが好きなんじゃないか? 自由に使ってみて」

それ以外に説明はなかった。

村上も用途を聞かなかった。

大貝氏がそう言うのだから素直に聞いてみることにしたのだ。

また当時、村上は大貝氏との共作ロッド『海太郎 ネコシャフト IU×BT-73ULS』をリリースしたばかり。

大貝氏と村上の初共作にしてSLJ最高峰ロッドがこの『海太郎 ネコシャフトIU×BT-73ULS』である

だから、

「自分の好みに合わせて作ってくれたロッドなんだろう」

そう思ったのだという。


【気付けば船に積んでいた】

村上はそのロッドをさまざまな釣りへ持ち込んだ。

  • スーパーライトジギング
  • イカメタル
  • バチコン
  • メバルサビキ

理由は単純。

「なんとなくおもしろそう」

そう感じたから。

しなやかで繊細。

しかし魚が掛かると素直に曲がり込み、無理なく魚を浮かせてくれる。

どの釣りに持ち込んでも不思議と使いやすい。

気付けば次の釣行でも船に積んでいる。

そんなロッドになっていた。

岡山でのタイサビキ船にこの1本とバチコンスタイルで挑んだ

【それがサテルだった】

なかでも印象的だったのがビワマスジギング。

初挑戦で64cmのビワマスをキャッチ。

魚のことも分からない。

引きの強さも知らない。

それでも不安はなかったという。

魚が掛かるとロッドは素直に曲がり、無理なく受け止めてくれる。

その感覚がとても自然だったそう。

そしてしばらく使い続けた後で知ることに。

このロッドが&beatの『Subtle(サテル)S65UL』をベースにしていたことを。

ビワマスジギングで64cmを仕留めたときの模様がこちら

【サテルの本質】

サテル=Subtleには、

「繊細な」
「わずかな」

という意味がある。

潮の変化。

ジグの挙動。

魚から伝わる小さなシグナル。

そうした微細な情報を感じ取りながら釣りを組み立てるために生まれたシリーズである。

しかし村上は、それを知らずに使っていた。

だからこそ先入観がなく、ただ純粋に、

「使いやすい」

そう感じることができた。

でも大貝氏にはわかっていたのかもしれない。

サテルの特性が村上にマッチすることを。

S73ULを製品化へ進めたのは大貝氏の意思を継ぎ、村上も絶大なる信頼を置く、プロスタッフ・大橋正義

【なぜ7.3ftだったのか】

大貝氏はなぜ7.3ftを選んだのか?

今となっては答えを聞くことはできないが、村上の「長竿好き」を考慮してのものではないだろうか?

村上は普段からショアでもオフショアでも“主流”とされている、ロッドよりも長めのものを使うことが多い。

オフショアでも7.0ft超えはザラ。

だから7.3ftという長さも自然に体へ馴染むものだったという。

軽いジグを動かすときも。

魚を掛けたときも。

ロッドが自分に寄り添ってくれる。

そんな感覚だったという。

それだけでなく7.3ftであることで、さまざまな釣りへの対応力を発揮した。

だから村上はS.L.Jだけでなく、イカメタルもバチコン、メバルサビキにもこのロッドを持ち込んだのだ。

S.L.J。

イカメタル。

バチコン。

メバルサビキ。

一見すると別々の釣りだ。

しかし共通していることがある。

それは

「繊細に操作し、魚とのやり取りを楽しむ釣り」

だということ。

S73ULは、その感覚を気持ちよく味わえるロッドだったのだ。

竿の長短は釣り人のリズム形成に大きく関与する。竿に合わせるか自分に竿が合わせてくれるか。それを感じるのも釣りの楽しみのひとつ

【完成していたプロトモデル】

こうして「長サテル」として村上が使い続けるうちに、

「あのロッドは何ですか?」

という問い合わせが増えていった。

テレビ番組や動画に映ることもあり、販売を望む声も増加。

こうして製品化へ進むことに。

とはいえ、大きな変更はない。

ガイドセッティングを数値的に最適化し、製品としての仕上げを施した程度だ。

村上自身が数年間にわたって、そのままの状態で使い続けていたことからも、プロトモデルの完成度の高さがうかがえる。

S73ULはバットジョイントを採用

【何ロッドなのか?】

結局、S73ULは何ロッドなのだろう。

S.L.Jロッドなのか。

イカメタルロッドなのか。

バチコンロッドなのか。

答えはひとつではないだろう。

このロッドは用途を限定して生まれたわけではないからだ。

S.L.Jでもいい。

イカメタルでもいい。

バチコンでもいい。

まずは使ってみる。

そして自分なりの使い方を見つけていく。

S73ULは特定の釣りに特化したロッドではない。

むしろ使う人が自由に可能性を見つけていくロッドだ。

ジャンルを決めるのではなく、釣りの幅を広げる。

それこそがS73ULなのかもしれない。


【「自由に使ってみて」】

大貝俊也氏から村上晴彦へ。

そして村上からアングラーへ。

このロッドの始まりは、たったひと言。

「自由に使ってみて」

『Subtle S73UL』は、その言葉から生まれたロッドである。

何に使うかは、使い手次第。

だからこそ面白い。


サテルS73UL

2026年7月1日
&beatオンラインショップにて発売開始

自由度の高い1本。
どう使うかは使い手次第!

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