これが本来の姿
海太郎に新たなSWライトゲームロッドが加わる。
その名も『海太郎 「碧」IUS-77XLS-LV2 レベリング77』。

名前だけを見ると、「レベリング2をロングにした派生モデル」と思うかもしれない。
実は逆。
これは村上晴彦がもともと思い描いていた“レベリングロッド”なのである。
なぜ7.7ftよりも先に7.0ftが発売されたのか。
長きにわたって7.7ftは登場しなかったのか?
そのストーリーを紐解いてみよう。
7.0ftはライトゲームシーンに合わせた結果
2019年に登場した『海太郎 「碧」IUS-70XLS-LV2 レベリング2』(以下:レベリング2)。

軽量ルアーを気持ちよく飛ばせるキャスト性能。
繊細なルアー操作と高感度。
しなやかに曲がりながら魚を掛ける楽しさ。

そして不意の大物にも対応する粘り強さ。
その独特の使用感によって、多くのアングラーから支持されるロングセラーロッドとなった。
だが前述したように、開発当初に村上が思い描いていたのはこの7.0ftではなく7.7ftだった。
では、なぜ7.0ftになったのだろうか。
理由は当時のライトゲームシーンにある。
2003〜2010年あたりまでは7.4ftや7.6ftといった7.0ft台半ばのレングスも主流の一角を占めていたが、2010年以降、だんだんとショートレングスのロッドが台頭し、6.0ft台前半から半ばのロッドが主流となっていった。
つまり2019年時点では、7.0ftを超えるライトゲームロッドは「長い」「特殊な釣り方に使うもの」と敬遠される傾向にあった。
だが村上自身はどこ吹く風。7.7ftという長さは必要で当たり前だった。
しかし製品として世に送り出す以上、当時の市場にマッチしていなければならない。
そこで選ばれたのが7.0ftだった。

短くしてもレベリングらしさを失わないギリギリの長さ。
ロングセラーロッドの「レベリング2」は7.7ftという理想を当時のシーンに合わせて7.0ftへ落とし込んだモデルだったのである。
そして今、時代が変わった。
ロングロッドへの価値観も広がり、ようやく本来のレベリングロッドを世に送り出せるタイミングが訪れたのだ。
メリット以上に大切な「感覚」
なぜ村上は7.7ftを選んだのか。
もちろん長いロッドには明確なメリットがある。
飛距離が伸びる。
ラインメンディングがしやすくなる。
ティップを水面へ近づけやすくなり、ライン、レンジのコントロールやルアー操作の自由度も増す。
長いぶんだけ魚とのやり取りにも余裕が生まれる。
しかし、それだけではないように思える。
バスフィッシングでも。

オフショアゲームでも。

村上は昔から主流とは異なる、長めのロッドを好んできた。
その理由はいろいろなところで部分的に語られることもあるが、一番は「感覚」を重要視しているように思える。
長い竿を操る。
長い竿を曲げる。
そして、その長さの中で釣りのリズムを作る。
そんな感覚だ。
実際に村上の釣りを見ていると、
キャスト。
ルアー操作。
魚とのやり取り。
長い竿でその一連の動作が自然につながっている。

まるでロッドが村上の釣りに寄り添っているかのようだ。
飛距離や操作性といった性能面だけでは語れない、村上なりの“感覚”なのだろう。
ついに登場“本来”のレベリングロッド
レベリング77は、レベリング2の派生モデルではない。
むしろ逆だ。
レベリング2が長く愛され続けた今だからこそ、ようやく世に送り出せることになった“本来のレベリングロッド”。
飛距離を求める人にも。
ルアーをもっと繊細に操りたい人にも。
そして何より、長いロッドならではの心地よさを知る人にも。
この7.7ftは、釣りの楽しさをさらに広げてくれる相棒になるはずだ。
長くしたのではない。
最初から、この長さだった。
それが『海太郎 「碧」IUS-77XLS-LV2 レベリング77』なのである。

