村上晴彦
時にはルアーデザイナー、時にはプロアングラー、時にはいちアングラー、さまざまな視点を持つ、村上晴彦はなにを考えて釣りを楽しみ、魚と向き合っているのだろうか? 釣具創作に向かうきっかけやひらめきの要因はなにか? オカッパリの天才・村上晴彦の内面にも迫る項目です。
えっ? ブレードが苦手な村上晴彦が「ブレード」造り?
山口県岩国市沖を発祥とした「ブレードゲーム」。 これはメタルジグのリアに小型のブレードをセッティングした「スピンテールジグ」を使い、高速リトリーブアクションで青物やサワラにジグを食わせるという釣り方である。 ISSEIに…
Murakami Haruhiko History 外伝 其の弍 村上晴彦が「勝つための釣り」をした日
大会やトーナメントなど「競う釣り」にはとんと興味のない村上氏だが、プロアングラーとして活動するよりもずいぶん以前、燃えに燃えて挑んだ大会があったという。 「その大会はエキスパートだらけとか、競技志向のトーナメントとかでは…
Murakami Haruhiko History 外伝 其の壱 「常吉」と「村上晴彦」
村上晴彦氏の歩みを辿るうえで欠かせないワードはいくつもあるが、「常吉」はその筆頭だろう。 プロアングラーとして活動するずっと以前から自身が使ってきた愛着のあるワードでもあるからだ。 「はじまりはエノケン(※)と立ち上げた…
【SWライトゲーム】「知らない場所で釣りするならこの1本」by 村上晴彦『海太郎「碧」IUS-78L/LG-Entoh2』
2024年秋に新登場したこのロッド。 通称『ライトゲーム・遠投2(えんとうツー)』と呼ばれています。 「2」というのはそのまま2代目を意味します。 初代登場から6年ぶりにフルモデルチェンジして登場となりました。 コンセプ…
Murakami Haruhiko History 第11回「村上晴彦、それからとこれから」
「株式会社常吉」に所属したのちも、自己の理想を実現させるべく、プロアングラー、ルアーデザイナー、ロッドプロデューサーとして歩み続ける村上氏。 その歩みと同調するように「株式会社常吉」も順調に進んでいたかに見えたが、設立か…
Murakami Haruhiko History 第10回「プロアングラー・村上晴彦誕生!」
「ビデオ(K-GOODプランニング「ビバ! ウォーキング&バッシング」)をやっているときは、忙しいけど、本業も休みが取りやすい環境にあったのでいいタイミングだったなと思います」 そんな休みなき忙しい日々の中でも、…
Murakami Haruhiko History 第9回「村上青年、休みなきアングラー生活」
【おそるべしスーパーセコ釣り】の大ヒットから村上青年の生活はより慌ただしさを増していった。 まず「週刊釣りサンデー」の主導で2本バス釣りのビデオを制作。 これも大好評だったので村上青年にあるオファーが舞い込んだ。 「『K…
Murakami Haruhiko History 第8回「村上青年、躍動する」
初の取材をキッカケにその後、「釣りサンデー」でも取材を受けるようになった。 村上青年は自分が考案したリグやメソッドを誌面で紹介していった。 実はこの時点ですでにネコリグは完成していたが、まだ世には出したくないとひた隠しに…
Murakami Haruhiko History 第7回「村上青年、メディアの目に止まる」
金曜の夜に琵琶湖にやって来ては、日曜の朝まで(たまに月曜の朝)釣りをして帰っていく釣りスタイルを続けていた村上青年。 まさに琵琶湖浸けである。 そんな釣りライフを4年ほど経たころ、当時、関西を中心に発行されていた、人気釣…