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”もっとも面白そうで難しいものから手をつける” 『ハネエビ』に見る村上晴彦のモノ造り脳

【不変の村上思考】

今期『海太郎 ハネエビヘッド』がリニューアルして『海太郎 ハネエビヘッド金鈎』として登場。

これは「ダートアクションが多くのフィッシュイーターに効く」という確信から2015年に生まれたもの。

だが『ハネエビ』よりも以前にその確信によって生み出されたルアーがある。

それが『ドロップショットFLEX』である。

常吉時代にリリースされたSW用ルアーで『ハネエビ』の前身といえるものだ。

生粋の村上ファンならご存じだろう。

常吉の「メ組」という海釣りカテゴリからリリースされていた。持っている方はレア!
当時撮影された貴重な『ドロップショットFLEX』の水中映像が残っていた

そしてこの『ドロップショットFLEX』にも前身が存在する。

それが『ドロップショット』

同じく常吉からリリースされたSWゲームプラグである。

プラグ!?

この件を初めて知る方は驚かれるかもしれない。

そう、ワームとジグヘッドではなく、プラグなのである。

『ドロップショットFLEX』『ドロップショット』のあとにライトゲーム用として造ったものなのだ。

これも当時の映像が残っていた。キレのあるダートアクションプラグ
海用としてリリースされ、シーバスやタチウオ、中型の青物をメインターゲットに猛威をふるった

なぜプラグだったのか?

村上いわく

”ダートアクションができるジグヘッドとワームは当時もうあったのと、自分でもすぐ形にできそうだった。その形もなんかありきたりだと思ったからプラグでやればおもしろいと思った”

という。

そんな理由で生み出されてしまったとんでもルアーである。

それにしてもダートするプラグとは…。

”思いついたものの中でもっとも面白そうで難しそうなものから手をつける”

そうやってモノ造りをしているとしか思えない。

このあたりの感性が周囲には天才的なものとして受け取られてしまうのだろう。

しかしこれこそが現在も続く不変の ”村上思考” なのである。

【こうして『ハネエビ』ヘ】

せっかくなので『ドロップショット』誕生から『ハネエビ』へとつながる経緯をご紹介しよう。

村上がダートアクションの有効性に気づいたのは20年以上も前のこと。

バスにもシーバスにも劇的に効果が出る場面があることを身を持って体感していたので、フィッシュイーター全般に効くものとも想定していた。

それを後押ししたのが吉田匡克氏(ダイワフィールドテスター)グループとの釣りだった。

当時、村上は吉田氏たちと大阪湾へメバル釣りに足繁く通っていたという。

そこでメバルへのダートアクションの効果を改めて知り、ルアーを造ろうと決意。

前記したように”まずはプラグから”ということで、これが『ドロップショット』へとつながる。

そして、

メバルには大きすぎるのでメバルに使えるのが欲しくなった”

と、思い、即行動開始。

ジグヘッドとワームを試作して『ドロップショットFLEX』の原型を組み上げた。

そして海辺へ出掛けてテスト。

小さくともキレのあるダートにメバルがわらわらと集まってくる光景を確認できた。

「憶測」から「確信」へ。

こうして『ドロップショットFLEX』がリリース。

マイクロサイズのダーティングベイトとして先駆け的な存在となった。

その意匠を受け継ぎながらブラッシュアップされて2015年に誕生したのがISSEI『ハネエビ』というわけ。

2015年の登場からいまやロングセラーとなった『ハネエビ』

その10年後、2025年に進化を遂げるまでに『デカハネエビ』や『マイクロハネエビ』も生み出されている。

今後も村上思考のもと生み出されたアイテムは進化、多極化を続けていくだろう。

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