ここまでの2回で、タチウオがどんな魚なのか、そしてどんなタックルとルアーで狙うのかを紹介してきました。
いよいよ今回は、
「どうやってタチウオを釣るのか?」
です。
まずはタチウオのレンジを探すこと。
そのレンジがわかったら、タチウオが反応するルアーと動かし方を絞り込んでいくことです。
海太郎には、そのための2つのルアーがあります。
スイミングで誘う『カタクチワームセット 太刀魚仕様』。
ダートで誘う『デカハネエビセット 太刀魚仕様』。

この2つを使い分けながら、その日のタチウオの反応を探していきましょう。
【まずはタチウオのいるレンジを探す】
タチウオ釣りで最初にやること。
それは、「どこにタチウオがいるのか?」を探すことです。
レンジを探るときは『カタクチワームセット 太刀魚仕様』の出番です。
投げて、沈めて、巻くだけでタチウオを誘うアクションを生み出せるからです。
レンジを探す方法ですが、2つあります。
①ルアーを底まで沈めて巻き上げて広いレンジを探ってみる
②任意のレンジまで沈めて細かく探ってみる

①は広いレンジを一度に探ることができますが、狙ったレンジを細かく刻んで探るには向きません。
②はタチウオが沖の深いレンジにいた場合にたどり着くのに時間がかかります。
どちらもリールを巻くだけでいいのですが、①はリールの巻き回数と巻き速度、②は沈めたカウントと巻き速度を覚えておきましょう。
アタリが出たら、同じこと繰り返し行えるようにするのが大切です。
とはいえ、タチウオはずっと同じレンジにいるとは限りません。
浮いていたかと思えば底に移動したり、底かと思えば浮いてきたりします。
①②どちらも活用して、釣れなくなったらすぐレンジの再チェクを行うとよいでしょう。
スイミングで食わせるカタクチワームセット
ではそのまま『カタクチワームセット 太刀魚仕様』で釣ってみましょう。
このルアーはカタクチイワシを思わせる細身のシルエットで、スイミングさせることで艶かしいアクションでタチウオを誘います。
タチウオがベイトを追っているときには、スイミングアクションに反応することがあります。

前記していますが、このルアーは基本的には、投げて、沈めて、巻く。
これだけでOKです。
大切なのは、探し当てたタチウオのレンジに泳がせることです。
速く巻けばルアーは浮きやすくなり、遅く巻けばレンジを下げやすくなります。
ほどよい巻き速度を見つけることが重要です。
アタリがあればアワセます。
明確に「ゴツゴツッ」という感触もあれば、「フッ」と軽くなるような微妙なアタリもあります。
エサと違って食い込んでくれることは少ないので、アタリと感じたり、違和感を覚えたらアワせるくらいでOKです。


巻きの釣りで反応が悪いときは「リフト&フォール」を交えてみましょう。
上下のアクションで誘います。
キャストして任意のレンジに沈めたらロッドを上げてルアーを上方向へ泳がせ、ラインを張ったままゆっくりロッドを下げてフォールさせます。

このアクションにやたらと反応することもあるので忘れず試しましょう。
アタリが巻いているときと同じく、明確なこともあれば違和感程度のものもあります。
とにかくアワせてみる。を念頭にしましょう。

ダートで誘うデカハネエビ
カタクチワームセットを投げても、どうやっても反応がない。
そんなときは、ルアーを『デカハネエビセット 太刀魚仕様』に替えてみましょう。
デカハネエビの持ち味は、キレキレのダートアクション。
ロッドをテンポよく軽くあおればルアーが左右へ飛ぶように動きます。
これがダートです。
しかもハネエビはこのダートが鋭いのが特徴です。

この鋭い動きがタチウオの反応を引き出し、食いつかせます。
これをリアクションバイトといいます。
ただし、ずっと動かし続けるものではありません。
動かす(ダートさせる) → 止める(フォールさせる)
という手順が大切です。
ダートさせてスイッチを入れ、フォールさせて食いつかせる。

このフォール中に食わせることを「食わせの間を与える」といいます。
デカハネエビを使う釣りでの大きなポイントです。
まずは4、5回ダートさせてフォールを試してみましょう。
大きくシャクらずとも手首でシャクるくらいで十分ダートしてくれます。
それで反応がなければダートの幅に違いをつけたり、アクションの強弱、緩急をつけてみましょう。
あとはレンジを替えながら反応をうかがっていきます。
アタリは明確に「ゴツッ」という感触もあれば、「フッ」と軽くなるような微妙なアタリもあります。
とにかくアタリ、違和感と思ったらアワせましょう。
ちなみに『デカハネエビ タチウオ仕様』のワームは通常の2インチではなく、2.5インチのワームを採用しています。

あえてダートのキレを少し抑えることで、タチウオが追いやすく、食いやすいアクションに仕上げられています。
つまり、
ダートで誘って、フォールで食わせる。
これが非常にやりやすい仕様です。
ダートとスイミングの2つを持つ意味
タチウオがどんな動きに反応するかは、その場のタチウオしか分かりません。
カタクチワームはスイミング。
デカハネエビはダート。
異なるアプローチができることはゲーム展開を有利かつ、楽しくしてくれます。
実際、カタクチワームのスイミングだけではゲーム展開に限界があることから、ダートで誘えるデカハネエビセットが開発されました。
そして、この2つは「どちらか一方が常に強い」というものではなく、日によってアタリが偏ることがあります。
だからこそ、2つを持っておく意味があります。

釣れているときこそ、ルアーを替える?
通常は替えたくないですよね。
でも、そこで違うルアーを投げてみましょう。
より釣れるようになるかもしれません。
逆に釣れなければ
釣れているルアーの効果が実感でき、使い続ける根拠になります。
ウエイトやカラーも同じ。
14gで釣れるなら10gではどうか?
グローが釣れるならケイムラにしてみる。
それだけでも、釣りの展開が変わります。
ただし一度に全部を替えず、ひとつずつ替えること。
一気に変えるとなにが反応を生んだのかが分かりにくくなります。



【その日の答えを見つけよう】
ショアタチウオは、ベイトの動き、時間帯、レンジなどによって、反応が変わります。
だからこそ、ひとつの釣り方にこだわらず、タチウオの反応を探っていくことが大切です。
そして、アタリが出た瞬間、
「今日はこれだったのか!」
と、その日の答えが見えてきます。
追いかけがいのある釣り、それがショアタチウオです。

