メバルはデイもよく釣れる。
その方法を村上氏が見せてくれたので紹介しよう。
釣り場は足元から水深が深く、少し沖で8mという防波堤。
「デイゲームはそこそこ水深があるほうが、ルアーが見切られにくくて連発に持ち込みやすいんですよ。『ネコメタル』の2gからスタートして、ちょっとずつ変化をつけてみましょう」
村上氏は『ネコメタル』2gをボトムヘビーセッティングにしてキャスト。
ボトムからシャクり上げてのフォールでヒット。上がってきたのは小さいメバル。
そのアタり方が弱かったのでジグをアレンジすることに。
ジグの重さはそのままに、フックをティンセルがないものに替えた。
これでまたメバルをヒットさせる。
「ちょっと気持ちいいアタリに変わったよ。動きがハマったかな。ティンセルが付いたフックは、フォール時に抵抗体になるので、ジグのフォール速度を抑えてくれるのと、ジグのフォール姿勢を横にしてくれるんですよ。これが魚に効くんですよ」
そのためショアで使うことが多い60gまでの『ネコメタル』にはフロントとリアのフックにティンセルを付けてあるという。
「ティンセルを取るとその抵抗が少しなくなるから、ジグ本来の動きが出るんですよ。ちょっとだけフォールも速まる。今日、ここのメバルにはそれがいいみたい」
このセッティングがドハマり! この日一番のサイズをはじめ、連続でメバルを追加していく。
「フックが2本やから、ショートバイトでも掛かりやすいんですよ。でももっと深いバイトを引き出したいな〜。なんかエエ方法ないかな」
いろいろ試してついに連発モードへ突入!
そのセッティングは『ネコメタル』2gをボトムヘビーセッティングにし、ティンセル付きのフックをフロントに1本という組み合わせだった。
「フックがフロントに1本だと、キビキビ動かしても『エビ』(ラインにフックが絡む状態)になりにくいから、ジグのアクションに遠慮なく強弱がつけられるんですよ。これがフォールするときのアタリが一番強いし、しっかり掛かるし気持ちいい」
ウエイトバランス、フック1本、ティンセルの有無だけでこんなに反応が変わってくるものなのかと驚かされるが、メバルの目線になれば、フック1本、ティンセルの有無はとても大きな変化なのだ。
「気持ちいい&楽しい」
村上氏はどんな魚を狙うにしても、いつもこの考えが根底にある。
だから目の前の釣り場と魚を相手にトコトン突き詰められるのだ。
メバルはこれから春に向けて上向く見込み。
ナイトももちろん楽しめるが、デイゲームも超おすすめだ。
『ネコメタル』に使う『ネコアシスト』は釣行に備えて万全にしておこう!
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