【イサキ相手に効くフックセッティングがあるって?】

『ネコメタル』といえば『クワレルアシスト』。
20〜60gまでの『ネコメタル』にはこの『クワレルアシスト』が標準装備されている。
基本はウエイトに合わせたフックサイズを選べばOKだが、フロントとリアの「本数」や「サイズ」の組み合わせによって、
・掛かりやすさ
・バラしにくさ
・ジグの動き
これらが大きく変わる。
では、どう組み合わせるのが効果的なのか?
今回は長崎・平戸の遊漁船「BG-hirado」船長であり、海太郎フィールドスタッフでもある村田勇船長に、シーズンインしたイサキ狙いのSLJをテーマに実戦的なセッティングを解説してもらった。

長崎県平戸島周辺をメインに、BOAT GAME / BIG GAME / BUZY GAME 様々な釣りのスタイル、方向性で楽しく平戸の海を案内するルアー船「BG-hirado」船長、海太郎フィールドスタッフ。「釣ることも釣らせることも一級品」と村上晴彦も絶大なる信頼を寄せる
■イサキには『クワレルアシスト』
村田船長は、イサキに対して『クワレルアシスト』は非常に効果的だと話す。
その理由はイサキの捕食の仕方にあるという。
「イサキは青物やシーバスほどベイトを吸い込むのが得意な魚ではありません。主にイワシを捕食していますが、機敏に追い回しているわけでもないんです」
イサキは海中で、
・弱ったイワシ
・流れに翻弄されてバランスを崩したイワシ
・パニックになって姿勢を崩したイワシ
こういった“食べやすい状態”のベイトを狙うことが多いそうだ。
この性質から、ジグに対してもさまざまな方向からアタックしてくるという。
そんな不規則なバイトに対して『クワレルアシスト』は、
・軽い
・細い
・鋭い
という特徴を持つため、
・吸い込まれやすい
・じゃれつくようなバイトでも掛かりやすい
と村田船長。
さらにイサキは海中で目立つものへ瞬間的に反応する傾向もあり、
・グローのオーロラティンセル
を備えた『クワレルアシスト』は、そのバイトを誘発しやすいとのこと。
「もともと喰わせる、掛けることに特化したフックですが、イサキとの相性は抜群ですね」
そう村田船長は語る。

■フックセッティングの軸は30gと40g
イサキ狙いでは30〜60gまでの『ネコメタル』がメインとなる。
村田船長がフックセッティングをアレンジするのは30gと40g。
50g以上は標準装備されている前後1本ずつのセッティングで十分とのこと。
●セット①
『ネコメタル』30g
+『クワレルアシスト』#3
フロント1本+リア2本(1:2)

このセッティングの狙いはジグ姿勢の安定。
リアを2本にすることで抵抗が増え、
・跳ね上がりを抑える
・水平姿勢を維持しやすくなる
という効果が生まれる。
村田船長によると、イサキは横方向のスライドよりも、
「縦方向への速度変化」
に反応しやすいそうだ。
そのため、ブレーキが掛かるこのセッティングが効果的だという。
さらにフォール時も水平姿勢になりやすく、ヒラヒラと長く見せられるため、バイトチャンスそのものが増える。
操作面でのメリットも大きい。
リアの抵抗が増えることで多少ラフに操作しても姿勢が崩れにくく、トラブルも少ない。
村田船長いわく、
「SLJ初心者にも扱いやすい万能セッティング」
とのこと。
●バラし軽減のポイント
リアフックは向かい合わせにセットする。
これによりフック同士が支点となり、魚が暴れても外れにくくなる。
これは村上晴彦考案の
「地獄セッティング」
と呼ばれるもの。
その掛かり方は圧巻。
一度体感すると、このセッティングを外せなくなるはずだ。

●セット②
①『ネコメタル』40g + #2
フロント1本+リア1本(1:1)

・基本形
・バランス重視
・ジグ本来の動きを活かせる
40gクラスになるとフック自体の強度も上がるため、1:1でも十分なフッキング性能を確保できるという。
②『ネコメタル』40g
フロント#2+リア#3×2(1:2)

・バラし軽減仕様
・じゃれつくバイトに強い
イサキを確実に獲りにいくならやはりこのセッティングが強い。
■セッティングで釣りは変わる
フックの本数、サイズ、配置。
ほんのわずかな違いだが、
・掛かり方
・バラしにくさ
・アクション
そのすべてに影響する。
つまり、
「フックを変えれば結果も変わる」
ということだ。
イサキ狙いのSLJにおいて、『クワレルアシスト』はもはや必須パーツといっても過言ではない。
カラーやウエイトに目が行きがちなメタルジグ。
しかし、その性能を最大限に引き出しているのはフックセッティングかもしれない。
イサキシーズン本番。
『ネコメタル』と『クワレルアシスト』の組み合わせを、ぜひ一度試してみてほしい。


