【メバルを深く味わうなら】
SWライトゲームの人気ターゲットのひとつ「メバル」。
“春告魚”という異名を持ち、一般的には春が釣りの最盛期とされています。
たしかに春は、メバルの数が多くて活性が高いのでルアーへの反応もよく、もっとも釣りやすい季節です。

ですが――
メバルをより深く味わうなら、実はこれから迎える“梅雨から初夏”にかけてのシーズンも見逃せません。
そう、梅雨メバルです。
水温の上昇とともに、メバルは広範囲にいる状態から、“居心地のいい場所”にいる状態へシフトしていきます。
つまり、釣り場選びが重要になる反面、条件がハマった場所では非常に濃い反応を見せてくれるのです。
【梅雨メバルが釣れる必須条件】
では、その条件とは何なのでしょうか。
ポイントは3つあります。
- 潮の流れが速い
- その潮がしっかり当たるシャローがある
- 沖に深みがある
潮の流れが速い場所は水が絶えず入れ替わるため、水温変化の影響を受けにくく、酸素量も豊富になります。
さらにベイトも流れてきやすくなり、メバルにとって非常に条件のよい環境といえます。
そして、その潮が当たってくるシャロー。
浅い場所だと新しい水とともにベイトが入ったときに溜まりやすくなります。
メバルにとっては“捕食しやすい場所”になるわけです。
これで沖に深みがあればベスト。
もともと水温が安定しやすい深場は、メバルにとって安心できるポジション。
昼間は深みに身を置き、夜になるとエサを求めてシャローへ差してくる――。
そんな回遊が起きやすくなります。


こうした条件が揃っていれば、狙うべき釣り場(釣り場)を絞り込みやすくなります。
冬や春に釣れなかった思わぬ場所が、絶好の釣り場になることもあります。

実際、夏が近づくにつれて、瀬戸内では渡船を利用した“磯メバル”釣りが非常に人気になります。

【狙いの時間帯は夕方から夜明けまで】
日中、沖の深みにいたメバルが、日没とともにシャローへ入り、活発にエサを追い始めます。
捕食しているのは
- 回遊してきた小魚
- 流されてきたアミ
- 海藻に着いている甲殻類


などさまざま。
ひとしき捕食して、夜明けが近づくと、メバルは再び深みへ戻っていきます。
つまり、朝マズメまでが勝負というわけです。

【いろんなルアーで狙おう】
メバルはエサを食べにシャローへ入ってくるので、ルアーへの反応が良好です。
ベイトの種類やレンジに合わせて、




これらを駆使して狙いましょう。
釣り方自体は、冬から春のメバルゲームと大きく変わりません。
場所を絞り込む、メバルの回遊タイミングをつかむことのほうが重要なので、堤防は足繁く通うのがコツです。
そのうえで、この時季のメバル釣りで味わってほしいのが、この時期ならではの“コンディション”です。
冬に産卵を終えたメバルは、春にエサを荒食いします。
その栄養がしっかりと身につき、脂が乗ってくるのがちょうどこの季節。
ツヤツヤで丸みを帯びたメバルは、20cmクラスでも驚くほど力強く引きます。

そして食味も格別。
身にも内臓にも脂を蓄えたメバルは、もともとの美味しさがさらに際立ちます。

【探す・食わせる・味わう すべて楽しもう】
条件が揃っているからといって、必ず釣れるわけではありません。
潮やベイトの状況によって、メバルが差してくる日もあれば、反応が薄い日もあります。
夏に近づくほど、メバルは“どこでも釣れる魚”ではなくなっていきます。
だからこそ――
条件がハマったときの1匹、そして群れに当たったときの興奮は格別です。
“春告魚”のその先。
ぜひ最高潮の「梅雨メバル」を狙ってみてください。

