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スナップを使ってフリーリグに常吉リグ? 赤松健がこっそりやってる“ズボラリグ”

限られたチャンスを手にするには?

オカッパリのバスフィッシングでは、限られた時間の中で、いかに効率よく魚を探していくかが釣果を得るうえで重要になる。

そのために赤松が意識しているのが、ルアー交換にかかる手間を減らすことだ。

その方法のひとつが、「スナップ」の活用。

スナップを使えば、ルアーを結び直すことなく、素早く交換できる。ミノーやバイブレーションなどの巻き物を中心に釣りを組み立てる場合には、手返しのよさにもつながる。

一方、フリーリグや常吉リグ(ダウンショットリグ)、キャロライナリグなどは、一般的に交換の際にラインを切って結び直す必要がある。

「ここで別のリグを試したい」

そう思っても、交換にかかる手間を考えて、結局使わずに終わってしまう。そんな経験がある人もいるのではないだろうか。

赤松は、こうしたリグにもスナップを活用し、交換の手間を減らすだけでなく、メンタル面での”気軽さ”が、目まぐるしく変わる状況へのアジャスト術と考えている。

年々、いや日々厳しさを増すオカッパリの釣り。わずかなチャンスも逃したくない。だが、そこで迷いが出るのも事実。それならその迷いを断ち切るために赤松が選んだのがスナップの活用である

スナップでもフリーリグ?

赤松は、**「フリーリグ」や「常吉リグ」**にもスナップを活用し、素早くリグ交換できるようにしている。

「フリーリグなのにスナップを使うの?」と思う人もいるだろう。

方法はいたってシンプル。

あらかじめ組んでおいたフリーリグを、リーダーに結んだスナップに接続する。

スナップをスイベルに接続すれば簡易的ではあるがフリーリグの完成

赤松はこれを**「ズボラフリーリグ」**と呼んでいる。

この方法なら、リグを交換するたびにラインを切ったり、結び直したりする必要がない。交換にかかる時間を短縮できるため、釣り方を切り替えやすくなる。

同じように、あらかじめ組んでおいた常吉リグをスナップで接続する。

こちらは**「ズボラ常吉リグ」**と呼んでいる。

こちらはオフセットフックのアイのスナップを接続する

ミノーやバイブレーションで広く探り、反応がなければワームを使ったボトムの釣りへ。さらに状況が変われば、再び巻き物に戻すことも容易になる。

スナップを介していろんなルアー、リグが使える。ここぞ! という場面で納得の釣りが可能となる

何より大きいのは、交換の手間を理由に、それまで選択肢から外していた釣り方も試しやすくなることだろう。

ただし、スナップを使う際は、リグの構造やアクションへの影響にも注意が必要だ。

赤松自身が「ズボラ」と呼んでいるように、通常の方法で丁寧に組んだ各リグと比べると、セッティングの精度という面では妥協せねばならない部分もある。

また、すべてのリグにスナップが使えるわけではなく、接続方法やセッティングによっては適さないこともある。

実際に使用する際は、リグ本来の動きを損なわないか確認しておくこと、多少損なったこと念頭にして用いるようにしておきたい。


大切なのは、その日の自分に合わせること

釣り方の選択肢が増え、素早く切り替えられるようになると、今度は別の問題も見えてくると赤松は言う。

オカッパリでは、少し移動するだけで目の前の状況が大きく変わることもある。

例えば、巻き物を一定のリズムで巻いていたところから、ボトムの釣りに切り替えたほうがよい場面に遭遇したとする。

リグを交換すればいいのだが、リグが変わればルアーの操作方法だけでなく、集中の仕方も変わってくる。

巻き物には巻き物のリズムがあり、ボトムの釣りにはボトムの釣りのリズムがあるからだ。

リグを交換することは簡単になっても、気持ちまで瞬時に切り替えられるとは限らない。

では、どうすればいいのか。

赤松が大切にしているのは、**「その日の自分に合わせる」**という考え方だ。

広く探りながら、積極的に釣り方を切り替えたほうがいい日もあれば、使うルアーやリグを絞り込み、ひとつの釣りに集中したほうがいい日もある。

その日の状況だけでなく、自分自身の感覚も踏まえて、どんな釣りを展開するのかを判断する。それが大切だという。

赤松が伝えたいのは、スナップの活用は、あくまで釣りを組み立てるための手段のひとつだということ。

便利な方法を取り入れることで、それまでになかった選択肢が生まれる。一方で、実際に使ってみることで、自分の釣りに合っているのか、どんな場面で活用すべきなのかを考えるきっかけにもなる。

状況に応じて選択肢を増やすことと、あえて釣り方を絞って集中すること。そのバランスを自分なりに見極めることも、年々厳しさを増すオカッパリのバスフィッシングでは重要なのではないだろうか。


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