各地でシーズン最盛期に向かっているイカメタル。
村上氏もさっそく5月と6月に島根県浜田市沖へ釣行。
↓これは5月に浜田市へ釣行したときのもの。
『ヌケガケスッテ』と『キビ仔』の各カラーを駆使して、5月、6月ともに20パイ程度のケンサキイカ(合間でアジを本気で釣っているのでイカは毎回20パイくらいのキープにしています)を釣ったのだが、同じ海域でもヒットカラーにはおもしろいほどの違いがあった。
5月は『ヌケガケスッテ』『キビ仔』ともに「#001 アカ・シロ」にケンサキイカがいい反応を見せ、釣果の半分近くを稼いだ。
6月は圧倒的に「#002 アカ・ミドリ」に偏った。なんと釣果の8割を叩き出したのだ。
「アカ・ミドリで釣れているときに違うカラーを試してみたんだけど、ぱたっとアタリがなくなった。で、戻すとアタった」
そう、6月は「アカ・ミドリ一択」と言ってもいいほどのアタりっぷりだった。
イカメタルでは海域ごと、その日、その場の「当たりカラー」がある。
メタルスッテとドロッパーのカラーローテーションは釣果アップに必須。しかしそのローテーションはアングラーが思い描くパターンにハマらないほうが多い。
こんなこともあった。
2023年の初夏の浜田釣行でのこと。
「ブラックがいい」。
事前にそう聞いた村上氏は港へ向かう途中にホームセンターに寄ってブラックのスプレーを買って『キビ仔』をブラックに塗って挑んだが、期待とは裏腹に結果はそこそこで「#006 虹布/ピンク」のほうがよかった。
「イカメタルは何度も行ったことがある海域でも毎回はじめまして状態。最初からこれでイケるとか鉄板がない。しかも釣れはじめるタイミングも毎回違うし、釣れるパターンも毎回違う。だから持っていくカラーがどうしても多くなる。荷物が重くなるけどこれはしゃーない(笑)」
稀代のめんどくさがり屋・村上氏でも覚悟を決め? ストッカーにはさまざまなカラーの『ヌケガケスッテ』と『キビ仔』を入れている。
その後、7月には北部九州の玄海灘へ釣行して2日連続同じ遊漁船に乗船。
初日は圧倒的に「#003 アカ・チャート」にケンサキイカが反応を見せた。
しかも『「碧」IUC-70ULS/LG-Offshore_IKA METAL「極軟」』と『ヌケガケスッテ』単体のシェイク一択というほどの釣れっぷり。
2日目は「#002 アカ・ミドリ」をはじめ、「#001 アカ・シロ」などアタるカラーはバラバラだった。
「カラーは多めが吉」。
それはイカをたくさん釣るためのもっとも簡単なテクニックのひとつなのだ。