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ISSEI TIMES編集部が目撃した村上晴彦の衝撃ヒット その2【思いついたらやってみる】

前回大好評いただいた、このシリーズ。

過去に村上氏がTIMES編集部スタッフに見せてくれた「衝撃的なヒット」を振り返ります。

今回は、3年前の冬のこと。

その日の釣りは、瀬戸内でメバルをメインに夜のオカッパリをラン&ガンするというもの。

当時はまだ試作段階だったSWライトゲーム用プラグ『アメミノー48SR』のテストも兼ねていました。

テスト時の『アメミノー48SR』。カラーもまだまだ決まってない段階でした

ジグヘッドリグ、フロートリグ、そして『アメミノー48SR』でもメバルを釣り上げてなかなかの釣果を得ました。

日付も変わったころいったん終了。

この”いったん終了”は村上氏のあるあるパターン。

帰る途中によさそうな場所があれば「ちょっと釣ってみる」のです。

なので”いったん終了”というわけ。

潮のタイミングは下げ7分といったところ。

瀬戸内は干満の潮位差が大きいので、堤防際の石積みが干し出ているところもちらほら。

堤防周りで釣りをするのは難しそうな雰囲気でした。

スタッフは内心

「もう帰るしかないかな…」

なんて思っていると、村上氏からこう言われました。

「あそこどう?」

そこはサーフから沖に向かって石波止が1本突き出た場所でした。

編集部「あそこは沖まで浅くて砂地なので投釣りでシロギスの実績がありますよ。潮通しもいいから、満潮前後を絡めてフカセ釣りでチヌやマダイを狙う人もいますね。ルアーはどうでしょうか? 僕はルアーを投げたことはないです。というか、あそこでルアーを投げている人を見たことがないです」

村上「そうなんや。なんかよさそうやけどな。ちょっと寄ってもらっていい?」

編集部「えっ、あそこですか?」

正直、気乗りしませんでした。

前記したように個人的には”エサ釣りの場所”だと思っていたからです。

しかも石波止の根元からなかほどにかけて砂地が干し出ているほど潮位が下がっていました。

せめて満潮前後なら…。

そんな編集部の不安をよそに村上氏は波止の先端にスタスタと歩いていき、ショルダーバッグをゴソゴソ。

『根魚玉』5gに『ガメシャッド』をセットしてフルキャスト。

当時のタックル。ライトゲーム・遠投はフルモデルチェンジして「Ⅱ」になっています

村上氏は「寒いし5投でやめる」と宣言。

村上「沖も水深はないけど、潮の流れがけっこうあるね。なんかときどきひっかかるもんがあるね」

こうしてラスト5投目。

着底した根魚玉を引きはじめた瞬間になにやらヒット。

「おっ、あのひっかかったところで食ったわ。まあまあ引くよ」

まさかのヒット。しかも横走する!

えっ、釣れた? 

このタイミングでいったいなにが?

釣れるとしたらチヌかマダイか?

上がってきたのは予想を反してデカいカサゴでした。

カサゴらしく感じなかったのは、強い横走りを見せたからでした。

これは浅いサーフだったからでしょう。

ビックリなデカカサゴ。思いつきを試す。それが結果につながる

「なんや、ええのがおるやん。やめましょうかの1投やったな」(笑)

キリのよさによろこぶ村上氏をよそに編集部はただただ衝撃でした。

カサゴのサイズはもちろんですが、それ以上に

”潮位が低い”、”サーフだからカサゴはいない”、”エサ釣りの場所”というマイナスの思い込みを打ち砕かれたからです。

”思いついたらやってみる”

村上氏の釣りスタイルがモロに反映されたヒット劇でした。

”思い込みはダメ”という教訓とともに、スタッフにとっては忘れられない1匹となりました。

その2年後…。

たまたまロケでその釣り場近くを通りかかったとき、

編「そういえば、あそこでデカいカサゴ釣りましたよね。あれで思い込みを捨てました」

当時の模様を伝えるのですが…

村「そんなことあった? ごめん、覚えてへん」(笑)

やっぱりか…ということで記しておきます!

これも思いつきを試す釣り。鯛サビキ船に乗って「バチコン仕掛け」でマダイに挑みます
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