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メバルを海面へ引き出してヒット! 『海太郎 アメミノー48SR-SF』で手にした28cmのデカメバル

これは2023年の3月中旬の話。

メバリングが楽しくなってくるこれからの時期に役立つメソッドのひとつとしてご覧ください。

さて、この日、村上氏が訪れたのは、山口県下松湾の沖磯。

夕方に周南市の居守港から「栄勇丸」さんの船で出発。

最初の磯で数匹メバルを釣ったもののアタリがなくなったため、船長のご厚意で「上コウズ」という磯へ移動しました。

チヌやマダイを狙ってのフカセ釣りで訪れる人がほとんどの「上コウズ」。春先から初夏まで磯でメバルが釣れる。この日は半夜(17時〜24時)でメバルを狙った

この上コウズ、下松湾で磯釣りをする方にとってはよく知られた「一級磯」。

足場の高い磯、低い磯の2つがあり、村上氏は低い磯を釣り座に選択しました。

さすが一級磯。

潮の流れもほどよく、藻場もあって釣れそうな雰囲気がバリバリ感じられます。

村上氏はあちこちジグヘッドリグを投げてみますが、メバルが少ないのかアタリも散発的です。

船長が「例年なら上コウズはよく釣れるんですが、ここ最近(撮影当時)はメバルが少ないのかイマイチな釣果続きでしてねぇ…」と言われていたのですが、その言葉通りの展開に。

「うーん、でもいい磯やしねぇ。いいメバルもおると思うよ」

あちこちに投げながらメバルを追うものの、船の迎えが残り1時間と迫ってきました。

村上氏は磯の西向きにある、浅くなった場所に狙いを絞ることに。

「このエリアは潮が動いてるし、水深が浅そうだしエサとメバルが入ってきそうやね」

ジグヘッドリグをキャストした先には藻場が広がっていて、藻の上から水面までがで2m未満だという。
藻の上にエサを探すメバルがいるようで、ジグヘッドリグを通していくとヒット。

釣れると良型なのが沖磯ならでは。25cmクラスが食ってくる。海太郎 「碧」IUS-72ULS-HN2「ハネエビ」だとこのクラスとのファイトがおもしろい

しかし連発とはいきません。

村上氏は手を替え品を替え攻めていきます。

すると潮が変化したのか、表層でメバルらしき捕食音がたまに立つように。

「これは食い気のあるヤツを『アメミノー』で誘ったほうがええかも」

タイムリミットまで30分ほど。

村上氏は『アメミノー48SR-SS』を使って、メバルを誘い出す作戦に出ました。

SSの選択理由は少し沈ませてリトリーブしたかったため。

これが成功。メバルをコンスタントに釣り上げますが、連発という感じではありません。

なにかもうちょっと打開策はないか? と、次の手を講じます。

それは『アメミノー48SR-SF』へのチェンジ(カラーは#004 チャートバックテールグロー)。

その使い方はこちらの記事を参照ください

村上氏はリトリーブして水面から10cmほど潜らせては止めて浮かせるというアクションで誘っていきます。

すると何度目かの潜らせて止めて浮かせているときに竿先を引き込む強いアタリでメバルがヒット! 

油断をすると藻の中に突っ込まれてしまう。そうなるとトレブルフック2本のプラグはきつい藻掛かりになってしまう。村上氏はバットパワーを活かして浮かせて取り込んでみせた

「これは今日イチやね!」

ロッドをこの日一番絞り込んだのは28㎝! 身も厚く、体高もある迫力満点の青地メバル!

メバルは23cmを超えると急に存在感が増す。28cmともなれば圧巻の迫力

「48SR-SF」ならではの潜らせて止めて浮かせる動きと、シルエットサイズと水押しがそれまでほかのルアーには反応しなかった28cmのメバルをうまく誘い出したのです。

この1匹でタイムアップとなりました。

表層でエサを追っているメバルがいるときは、アングラー視点では活性が高くて釣れそうと感じてしまいますが、実際はシビアにルアーを選ぶことも多いです。

この日は村上氏の判断とルアーセレクトが見事ハマった夜となりました。

取材協力:栄勇丸
山口県周南市居守港出船

タックルデータ

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