まずはコレからプラッギングに触れてみましょう(海太郎製品未体験の方もぜひ)!
全長:48mm
ウエイト:2.3g
SRとは「シャローランナー」という意味。
そしてSFとは「スローフローティング」という意味です。
その名の通り、海面、海面からちょっとだけ潜った「シャローレンジ」を走らせる(泳がせる)ことを主目的とした小型ミノーです。
浮力があるので静止状態では海面にプカリと浮き、リトリーブすると潜行します。
ゆっくりリトリーブすると海面を割るように引き波を立てながらほぼアクションせずにまっすぐ泳ぎます。
いわゆる「I字系」アクションです。
ちょっと速くリトリーブすると、ブルブルとボディを震わせる「ウォーブリングロールアクション」をしながら潜行していきますが、リトリーブスピードを速くしても最大で潜行するのは50cmほどに設定されています。
つまり海面直下から50cmまでのレンジをこまかく狙うならこのミノーにおまかせというわけです。
基本性能がわかったところで使いどころをご紹介していきましょう。
①サーチ役で投げる
海面になにも変化がないときでもひっそりとメバルがシャローレンジに浮いていることがあります。
この「ひっそり浮きメバル」、エサを探して食い気が高いことが多いので海面を泳ぐプラグに反応することがけっこうあります。
メバル狙いだとたいてい1投目にジグヘッドリグを投じることが多いと思いますが、プラグを投げてみるといいことがあるかもしれません。
また、48SR-SFはウエイトが2.3gあるのでけっこう遠くへ飛ばせます。
フィールド内のメバルの活性とメバルがいる範囲をサーチするのにもってこいというわけです。
リトリーブスピードとアクションを使い分けて海面直下から50cm範囲までのレンジ、広範囲でひっそり浮きメバルを狙い、いないなら次の釣り方へシフトするといいでしょう。
②メバルが海面直下のエサを捕食している
明らかにメバルがエサを追っている状況、海面に波紋を立てている場面に遭遇したらこのプラグの登場です。
このときルアーアクションも大切ですが、カラーもけっこう重要です。
特に常夜灯など明かりがあるフィールドで、メバルが水面付近を浮遊するプランクトン系、いわゆる「アミ」を食べているならプラグのカラーはクリアベースがマッチすることが多いです。
しかし、プラグの大きさとアミの大きさはマッチしません。
なのになぜプラグが有効になるのでしょうか?
クリアボディだと明かりを透過して、アミの集合体のように見せることができるからとか、プラグが水を押し、その波紋や波動がアミを捕食しているメバルの気を引くからなどなど諸説ありますが、真相はメバルのみぞ知ること。
しかしアミを追うメバルにはクリアベースが効くこと自体は多くのアングラーが感じており、実際によく釣れます。
真相はどうあれ、投げてみてソンはなしというわけです。
一方、メバルが追っているのがイカや小魚など少し大きめの生物の場合はソリッドカラーが有効になるとされています。
こちらはボディが明かりを透過しないのでシルエットが際立ち、プラグを「個体」として認識させることができるという説がありますが、これも真相はメバルだけが知っている話。とはいえ、効果があるのも事実だったりします。
もちろん逆のパターンもあります。
傾向と対策という考え方で、どの場面でどっちを投げればいいのかの目安にしてゲームを展開してみてください。
とにもかくにも海面捕食活動中のメバルがいたら「プラグを投げよう!」です。
③浅い場所を釣るとき
メバルはエサを追って、水深が浅い(1mもない)サーフやゴロタ浜、遠浅の磯場などに入ってきます。
こういう釣り場でルアーに求められるのは、遠投できること、そしてシャローレンジをスローに引けること。
プラグはまさにもってこいのルアーです。
特に根掛かりや藻掛かりが心配されるようなゴロタ浜や磯場では水面直下をスローに引けるプラグは根掛かりすることなく釣れるので独壇場になることもしばしばです。
以前、村上氏もシャローエリアに回遊してきた良型のメバルを『海太郎 アメミノー 48SR-SF』で入れ食いさせたことがありました。
まさにプラグだからこその釣りでした。
以上、代表的な3つの使いどころをご紹介しましたがもちろんこれ以外の場面でも活躍してくれるので、ここで投げてみようという直感でも使ってみてください!
次回は『海太郎 アメミノー 48SR-SS』が活躍する場面についてご紹介します!
続く