現在のケンサキイカ釣りは「イカメタル」と「オモリグ」の2つが主流ですが、これからはじめるなら「イカメタル」からをおすすめします。
このリグで船イカ釣りになじんでみましょう!
【イカメタルとは?】
金属製の「メタルスッテ」単体か、メタルスッテ+胴突き仕掛けの枝に「ドロッパー」(複数の場合もある)を用いたスタイルのことを指します(胴突き仕掛けは福井の小浜エリア発祥とされており「オバマリグ」とも呼ばれます)。
メタルスッテ単体は操りやすく、単体ゆえにその動きもイメージしやすいのが特徴です。
アタリがダイレクトに感じられ、掛けアワせる楽しさも魅力のひとつ。

一方、メタルスッテ+ドロッパーは性質の異なる2つを組み合わせることができます。
ケンサキイカに対して異なるアプローチを同時にできるのが特徴です。
イカの活性が高いときはダブルヒットと効率よく釣ることもできます。

どちらも投げることはなく、船べりから直下にリグを沈めてケンサキイカのレンジを探しながら、上下の動き+ステイなどでケンサキイカへアプローチします。

あとは誘う動きに大小強弱をつけて反応をうかがう、メタルスッテ、ドロッパーのサイズやカラーや形状を変えるなどでアプローチの幅を広げることができます。
レンジ、スッテとドロッパーの大きさ、カラー、アクションがピタリとハマると連発モードへ突入することも。
1人で入れ食いということもあるので、いかに工夫が大切かが実感できます。
【これがISSEI海太郎式イカメタルアイテム】
海太郎にはイカメタルアイテムが豊富にラインナップされています。
メタルスッテは『ヌケガケスッテ』。

ドロッパーは『キビ仔』。

そして仕掛けは『海太郎 ヌケガケイカメタル仕掛』。

ロッドは専用が3種類。
『海太郎 「碧」IUS-70MLS/LG-Offshore IKA METAL』(スピニング)

『海太郎 「碧」IUC-70MLS/LG-Offshore IKA METAL』(ベイト)

『「碧」IUC-70ULS/LG-Offshore_IKA METAL「極軟」』(ベイト)

村上氏もこの3本を軸に『海太郎 「碧」IUS-70LS/LG-Offshore2』や『海太郎 「碧」IUC-70LS/LG-Offshore2』を持参しています。
『ヌケガケスッテ』『キビ仔』はそれぞれの解説記事(製品名をクリック)をご覧いただけば特徴などがつかめます。
ここでは『海太郎 ヌケガケイカメタル仕掛』をピックアップしましょう。
これは『ヌケガケスッテ』と『キビ仔』をベストに使いこなすための仕掛けです。
仕掛け作りが超得意な村上氏が、幹糸の全長、リーダーの長さ、枝の間隔から長さまで各地のイカ釣り船のスゴ腕船長から学んだ「黄金比率」をもとに構築したものです。
リグが絡みにくいののも大きな特徴で、船イカ初挑戦という方もすっと入ることができます。

枝が1本の「シングル」と枝が2本の「ダブル」の2タイプを好みと状況に合わせて選ぶことができます。

村上氏もこのリグからはじめることが多いです。
【最初のタックルはベイトがおすすめ】
イカメタルはスピニング、ベイトどちらでもできますが、おすすめはベイトタックル。

ケンサキイカはとにかくレンジが大切なので、カウンター付きのベイトリールを使うことで、ヒットレンジがぐっとつかみやすくなります。
初めての方も釣果を得やすいというわけです。
イカメタル専用のベイトモデルは2タイプラインナップされています。
2種の違いはざっくりいうと「硬い」か「軟らかい」かです。
海太郎 「碧」IUC-70MLS/LG-Offshore IKA METAL
メタルスッテを激しくシェイクでき、深い水深でもアワセが決まる張りを持ちながら、微かなイカのアタリをも捉える柔軟性を併せ持ったやや硬めのソリッドティップを搭載しています。

海太郎「碧」IUC-70ULS/LG-Offshore_IKA METAL「極軟」
IUC-70MLSに比べて柔軟性に富みますが、ほどよい粘り強さを持っており滑らかに湾曲します。この調子が70gまでのメタルスッテを艶かしく動かしてイカを誘ってくれます。

ちなみに村上氏のセッティングは、メタルスッテ+ドロッパーならIUC-70MLSを多用。メタルスッテ単体だとIUC-70ULSを用いることが多いですが、逆パターンもあります。
アクションの大小強弱をロッドの硬軟で調整するというわけですね。
次回は【イカメタル】のアクションについてご紹介しましょう!