SRと同じアクションなのに、SRではできない攻め方が可能(海太郎製品未体験の方はぜひ)!
全長:48mm
ウエイト:2.7g
SRとは「シャローランナー」、SSとは「スローシンキング」という意味です。
シャローレンジを泳がせるという主目的、リトリーブスピードによるアクションの仕方と変化は「48SR-SF」と同じですが、決定的な違いがSFが静止状態では浮くのに対し、SSは静止状態ではゆっくりと沈んでいくことです。
このため基本的な出しどころは同じすが、この沈む特性が大活躍する場面というのがあります。
「今日はSSの日だった」と言えることも多いのです。
大活躍するを代表的な場面を紹介しましょう。
①風があるとき
メバル釣りのシーズンは北寄りの風がつきもの。
風は表層を波立たせ、ラインをフケさせます。ライトタックルでの釣りではいいことなしの大敵です。
しかしそれは海面から上の話で、海面から下は平常であることがほとんど。
メバルが表層でエサを追っていることも多いのです。
そんな場面だとやはりプラグが強いのですが、風があるなかではSFをスローに引きたくても、波で姿勢が安定しないし、風に押されて引きたいコースからズレてしまいます。
そこでSSの登場です。
スローシンキングという特性を利用して、少しだけ沈ませることで水面の波や風の影響をできるだけ抑えながらスローに引くことができます。
これはSFにはできない芸当です。
②フォールでないと食わないとき
プラグのサイズやアクションにメバルが反応しそうな状況なのにSFではヒットにつながらない。
そんなときもSSの登場です。
リトリーブで泳がせてピタっと静止させるとスローフォールしていくのですが、このスローフォールがやたらと効く場面があります。
しかもSSのフォールのスピードとその姿勢は不思議なほどメバルを誘ってくれるのです。
これはそう設定した村上氏の経験のなせる技でしょう。
③ジグヘッドリグに反応が悪いとき
沈む特性を活かして少しだけ深いレンジをスロー引くときもSSが活躍することがあります。
ジグヘッドリグに反応が悪いときでも、プラグの水押しやシルエットがメバルを誘うことがあります。
この釣りでひとつ難点があるとすれば、やたらとシーバスに狙われること。
50cm程度のシーバスならさほど苦労しませんが(玉網は必須です)、60cmを超えてくると引きも強くなり、暴れ回られるとリーダーとスナップの結束部を切ってプラグを持っていかれることもあります。
シーバスにやられそうな場面ではラインを太くしておくか、プラグのフックを細軸にすることでシーバスが掛かったときに伸ばしてシーバスを逃してもプラグを守るという方法があります。
アクションは同じでも「浮く」か「沈む」かで効果的な場面が変わっていきます。
もちろんこれ以外にも活躍の場面はありますので、ぜひご自身でも発見してみてください!
次回は『海太郎 アメミノー 48MR-SF』の出しどころについてご紹介します!
続く