こだわりにこだわったフォールスピードが特徴です。
『海太郎 アメミノー55SR-SS』
カラーは「#005 オキアミテールグロー」
全長:55mm
ウエイト:3.9g
リトリーブによるアクションは『アメミノー55SR-SF』と同じ。
遠投性に優れ、強い水押しと波動でアピール力も高いモデルです。
SFとの違いはスローシンキングの名通り、静止状態でゆっくり沈んでいくことです。
このため基本的な出しどころとしては『アメミノー48SR-SS』と重なります。
違う点はボディサイズを活かした使い方ができること。
『海太郎 アメミノー55SR-SF』の回でも触れていますが、サイズが違うと魚へのアピールがガラリと変えることができます。
では『海太郎 アメミノー55SR-SS』が有効となる場面をご紹介しましょう。
①沖のちょい深レンジに定位するメバルを狙う
手前から沖まで表層付近にメバルの気配がないときでも、沖の1mレンジにはメバルが定位しているケースがあります。
特に多いのは、常夜灯の明かりが海面に明暗部をくっきり作っている場所。
明暗部の暗部側のちょっとだけ深いレンジは狙うべきスポットです。
『アメミノー48SR-SS』でもできる釣り方ですがポイントへ届かない場合に『アメミノー55SR-SS』の登場です。
できるだけ沖へ投げてフォールさせながらメバルがいるであろうレンジへと送り込みます。
食い気のあるメバルがいればプラグをひったくっていくアタリを得ることができるでしょう。
ただし、この釣り方では注意したいことがあります。
それはシーバスにアメミノーをひったくられること。
暗部側にはシーバスもよく潜んでいます。
55mmというサイズはちょうど食いやすいのか、なぜかシーバスのヒット率が高いです。
ヒットしたのが50cmまでならなんとかなることも多いですが(取り込むには玉網が必須です)、50cmを超え、60cm以上のシーバスだとメバルタックルではパワー負けしてプラグを引きちぎられることが多々あります。
そこでやっておくといいのが「細軸フックへの交換」。
トレブルフックの軸をワンランク細くしておくと、大きなシーバスが掛かった際、フックが伸びてラインブレイクの率を低減してくれます。
いかがでしたでしょうか?
これでひとまず【ISSEI海太郎的メバルプラッギング】は終わりとなりますが、今後も新製品が出れば改めてご紹介いたします。
この連載でご紹介した使い方はあくまで一例にすぎません。
いろんな場面でいろんな使い方で楽しんでください!